おもち怖い
正月気分なぞとうに抜け、緊急事態宣言中ではあるが通常の日々に戻っているにも関わらず、我が家ではたまにお餅が食卓に並ぶ。 嫁の餅好きに加えて娘がきな粉餅を好きなのもあるが、私はこの『餅』といふものが特別好きではない。 出れば食べるがぶっちゃけ元旦に雑煮を食べれば一年はいいかなと言うのが本音である。 直接餅が好きでないと伝えるのも悪いので今日は家族に餅の怖さを語ることにした。 餅は数ある食物の中で殺傷率が高い。 三ヶ日に必ず耳にする「餅を喉に詰まらせて亡くなった」というニュース。 私調べで年間約300人を死に至らしめる食べ物であるという事実をまず知って頂きたい。 これはフグやキノコの毒、食中毒などで亡くなる人よりも飛び抜けて大きい数字だ。 もっと言うと人喰いサメより人を殺している。 ちなみに人喰いサメは年間約10人程度。 餅>人喰いサメ なので餅を食べる時は海にただ浮いている時よりも危険。圧倒的に危険。 にも関わらず、やれお雑煮だ、やれきな粉餅だと危機感もなく口にすることに対し私は『危ないぞ!』と声を大にして言いたい。 嫁と娘には「何言ってんだこいつ」的な目で見られたが、これから我が家の食卓に餅が出てくる日は常に危険と隣り合わせなのを自覚してもらいたいと思う。 ただね。 私、おしるこだけは好きなのよ。 あぁ…おもち怖い…。